骨密度検査(DEXA)
DEXAとは
DEXA(Dual-energy X-ray absorptiometry)とは、世界中の骨粗鬆症ガイドラインで基準測定器として定められているX線骨密度測定装置です。日本骨粗鬆症学会のガイドラインにおいても推奨される検査法です。微量な2種類のX線を照射して骨密度を測定する検査で、従来の骨密度検査(超音波法・MD法・CT法など)と比べてより精度の高い方法とされています。
骨粗しょう症について
骨粗鬆症とは、骨の量(骨量)が減って骨がスカスカになり、骨折しやすくなる病気です。日本には約1000万人以上の患者さんがいると言われており、高齢化に伴ってその数は増加傾向にあります。特に閉経後、ホルモンの分泌バランスが変化する更年期以降の女性に多く、60代女性の3人に1人、70代女性の2人に1人の患者さんに可能性があるとされています。また2/3の患者さんが無症状で、骨折して初めて気付くケースも少なくありません。
骨粗鬆症になると、日常生活程度の負荷でも、圧迫骨折や転倒などにより大腿骨の骨折などを引き起こしてしまいます。骨折による痛みや障害によって生活の質 (QOL) を著しく低くしてしまいます。
骨密度の判定基準値
同年齢の骨密度の平均値と、骨量が最大となる20~44歳の若年成人の平均値(YAM値)です。骨粗鬆症の判定の基準は、骨密度の数値が若い人と比較した値(YAM値)の80%以上なら正常、70~79%なら骨量減少(骨減少症)、70%未満なら骨粗鬆症と診断されます。
費用について ※保険適応です
3割負担 | 1,350円 |
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2割負担 | 900円 |
1割負担 | 450円 |
検査所要時間
受付〜診断までおよそ1時間になります。
※血液検査を行った場合は、1週間後になります。